leftyhamaです。大海原にこぎいでました、そして、失敗しました。
この月は、旧暦9月17日の、満月の最後の姿です。大潮の満潮の風景は、潮の高さがいっぱいで普段見るものとは一味違いました。
日の出と、満潮がほぼ同じ時間です。
ペリカンさんと出撃。そしてとある、戦場へ、海図とにらめっこしながらいってきました。そう、あの、クブシミをやっつけに、です。
朝の風速は3mはなかったと思います、そして、夜明けの風が収まったころに出ました。かなり緊張していたのですが、わりとあっさり達成できたのは良かったのです。
結論から行くと、ほぼ潮どまりの時間に釣り始めて、潮が動き出したころに、2度あたりがありました。1度目は、「ん?これか?」2度目は「お!これだ!」というかんじで、小指の爪ほどの証拠が上がってきたので、食べちゃいました。考えてみるとその証拠写真を撮っておけばよかった。
その後ですが、大潮の満潮からの潮の流れの速いこと、未体験ゾーンでした。そして、波の高いこと、これも未体験ゾーンでした。
ねばったけれども、潮が動き出した直後は反応があったのと、ボトムをとることがかなったのですが、動き出した後は、中おもりを10号から、15号に変えても手に負えず、何をやっているのか分からない状態に。
ここまではいいのですが、ここで、とんでもない失敗をやらかしてしまいました。恥を忍んで白状します。大変危ないことだから。
ペラにラインを絡ませてしまったのです。
ここまでは、よくあること、だし、対処を間違わなければ大したことではありません。
失敗は、「ペラに巻いた、と認識していなかったこと」です。いままで、何度か、チャーターボートでやったことがあるので、ずいぶん気をつけていたつもりではありました。
しかし、今回、緊張して出たからでしょうか、想像力が欠けていました。確かに潮は速いし、波も高く、どちらも未体験レベルでした。しかし、この、ぺらまき、を魚がかって持っていったと勘違いしてしまったのです。普段はエンジン方向にラインが出ていくとできるだけ早くそっちの方向から回収します。今回は、ラインは真下、もしくは斜め下に出ているとおもっていたので、まさか、エンジンを掠めているとはおもってもいませんでした。しかし、現実はあまりに潮の流れが速くラインをエンジンまで持っていかれたのです。
正しい対処は、巻いたとたんにすぐエンジンを止めて、ラインを取り外すことだそうです。事故を認識して入れば、できることです。
でも、事故を認識していないとなると失敗です。これを放置して、エンジンを回し続けると、ぺらの奥にあるゴムでできた部品を溶かしてしまう可能性があってそうなるとエンジンを全部開けて調べなければならないそうです。
桟橋に帰ってきて、船を洗ってすべて終えた後、まさか、魚じゃなくて、プロペラだったら、、、とおもい、みてみると、、、、
ガーン、、、正解、、、、
事故を、事故と認識できていないことは深刻な問題です。認識できていれば対処できますが、それがわかっていなかったということが、それまで分かっていなかったのです。
あわてて、船のオーナーに電話しました。平謝りです。でも、オーナーは私に一通り正しい対処の仕方を説明した後、「よくあることだよ、落ち込みなさんな、20年も、30年も船に乗っているとこんなことはしなくなるし、もし仮に船に乗る前に起こりえる問題を説明しても身につかないでしょ、こうしてみんな学んでいくんだよ、、、」と落ち込んで皺くちゃになっている身にやさしい言葉をかけてくださりました。
完全に巻き込んでいるので、私の手に負えないところまで来ているので、オーナーに助けてもらうほかなし。私はなす術なしの、大反省モードです。昨日までの、のりのりモードはどっかへすっ飛んで行きました。あんな調子に乗った記事、、、、かか、、、、か、、、、
とほほ、、、
もっと繊細に、もっと緻密に海で遊べるようになれるよう当分反省です。
海賊失格、船長失格です。
おしまい。
>ペリカンさん
へ?船酔い気味だったのですか?言ってくれたすぐ戻ったのに、、、睡眠不足と、空腹はよくないんですよね。僕も一度台風が来ている石廊崎沖で、ヨットのクルーとして乗っていて、全く使い物にならなかったことがありました。次、いつ乗れるか、、、たぶん当分先になるとはおもうのですが、気を引き締めていきます。
>fishordieさん
さすが、専門家は見るところが違いますね。東京湾結構潮の流れ複雑です。潮があげているから、こう、下げているからこう、って感じでなく、局所的なうごきと、他の要素が混じって流れも、波も素人目にはランダムに見えることもよくあります。たしかに、侮れません。昨日は、馴染みのポイントにもどったのですが、そこなんか流れのはやい川くらいの速さがありました。そこに遊漁船(たぶんアジ)がたまっていましたが、全員アンカー打っていましたね。
次回は、いつになるかわかりませんが、さらに気をつけていきたいと思います。
オアフの、フラットの、GT狙い、バカっぽくていいですね。でも、Larsの時に、あの、金色の縞々のやつ、釣った日本人がいましたよ。写真を見たことがあります。ひたすらチャンス待ちですね。でもそのチャンスが来た時に、いなければならなくて、見合ったたっくるもっていて、そして、正しい所にキャストできなければならないので、とれたときの価値はというか、うれしさは1000倍ですよね。そうで、可能性はゼロではないことに挑戦する精神とても好きです。応援しています。
お疲れさまでした。
未体験ゾーンはかなり刺激的と言うかちょっぴり恐怖感じてました。
がちがちに踏ん張ってたせいで最後の方にはゴロンっとひっくり返る始末。(笑)
今更ですが告白すると、前夜は「イカイカ~!」と舞い上がってたせいかほとんど寝ずの乗船で、スミイカタイムはちょっぴり船酔い気味でした・・・まったく僕も失格です。(笑)
でも、とっても良い体験でした。同じおもりの号数を使ったカワハギでは味わった事の無い潮の速さは驚異でした。
大潮、恐るべしですね。
余興のシーバスはちゃんと結果が出たので満足です。
今回の試練は次へのステップの為ですよ・・・きっと。(笑)
この間初めて東京湾に出た時でさえ、かなり潮の流れが速いと感じました。波の高さと複雑さにも驚きました。大潮だと輪をかけて凄いんでしょうね。東京湾は侮れない所ですねぇ・・・
思うに、ほとんどの船長さんがこの手の失敗を一度や二度はやってるんじゃないかな?同じ失敗を二度しなければ良いのではないでしょうか。メゲズに海図を利用しての出撃続けてくださいね。レポ楽しみにしてますから。
あ、ところで、オアフのフラットでのウルア狙い、着々と準備を整えてます。「フライでヒラメ」以上に不毛な釣りになると思うけど、可能性がゼロじゃないと思うと、やらずにはおられん!バカですねぇ、僕も。
船は、かなりのダメージなんでしょうか?
でも、とにかく無事に帰港することが出来て何よりだと思います。
命あってこその失敗。
命あってこそのチャレンジですから(笑
ぺラーの巻き込みは よく有る事ですよ!
自分も何回かやりましたよ~ 同船する人も慣れてないと やります
エンジン操船でもやりましたが エレキでも やったりましたw
何事も経験ですよ! デカイ心の鉢巻親爺さんだからこその 言葉ですね
自分も 鉢巻親爺さんから 色々 吸収したいのですが・・・
こりずに 頑張ってくださいね!
>saltsizeさん
船は、少なくとも上荷して見ないといけないことになっています。プロペラを外さないといけないので。というわけで当分は入院です。まあそうですね。ホントこれから気をつけます。
>無敵さん
そうなんですか、やっぱり、みな通る道なのですか、でも、あの時にそれを認識していなかったのは本当に悔やまれます。いや、本当に鉢巻親爺さんのでかい胸で受け止めてくれたからよかったものの、反省することしきりです。ありがとうございます。
>魚屋さん
大潮の下げ、すごかった。東京湾のど真ん中もすごかったですが、戻ってきて、structure周りは、もう激流でした。びっくりしましたよ。川の釣りか!って、言うくらい流れてました。自然のパワーってすごいですね。ほんと。あのパワーで発電したら、無尽蔵に電気とれるとおもいました。てか、そういう発明した人はもうすでにいるらしいですよ。波の運動を利用した発電機関。ほんと、安全第一です。
ペラにラインを絡ませたこと私もあります。
まあ、早めに対処したので事なきをえましたが・・・
大潮の下げは怖いっすよ~、特に河口付近、海峡は要注意っす、安全第一ですね。