関西戦線(3)ラインブレイク

2023年9月9日 釣行0640-0900 長潮 干潮潮位0940 61cm 夙川河口

あ~寝覚めが悪い。釣りから帰り一眠りしたが、寝汗をかいての目覚め。

今日は釣れない日の記録を考えながらの釣りだった。

朝は23度。つい最近まで日中35度超える日々が続いていたのが嘘のよう。干潮3時間前に入水。

干潮時よりこんなに早く釣りに行く必要は本当は無いのだが、水位がどのくらい高い所でも釣りになるのか知りたく基礎研究も兼ねての出動。スタート90cmだけど釣りになる。

太ももまで立ち込めば河口の砂州の盛り上がった所を伝ってそれなりに魚道に近づけることがわかった。もう少し水位が高くても行けそうだけれども、快適に釣るにはこの水位くらいから大丈夫そう。

多摩川河口で攻めまくってたときはへそ超え胸下の潮位も攻める経験したのが今の釣りに生きている。

昨日と打って変わってほぼ無風で始まり。キャスティング日和だな。とニヤつくも、潮が動いていない。

理論や想像通りに行かないのがこの釣りの醍醐味でもある。

立ち込み中に取れる情報は釣り人目線で

水温、水の流れ方向、水速、底の状態、などが取れる

また、

気圧、風速、日の高さ、日射方向、晴れ雨曇り

魚目線で

水色、水位、ベイトの有無、塩水濃度、気分良く捕食するきになるか

と深く考えずとも思いつく。これら一つが変化しただけで状況はガラッと変わるので、必勝方程式など無いのが面白い。

昨日あれだけワサワサしていたボラ達がいない。大きい個体が飛んでいるのみ。

釣り始め1時間は全く釣れる気がしなかった。

日が昇り、浜風が吹き始めたところで水面が微かに動かされたのは良かったけれども、釣りたい方向に太陽があり、雲がないので、照らされるし暑いので、太陽に背を向けての釣りが主になる。

風が吹けばループが潰され、日が照ると、暑くて太陽に向かって吠えられず。

なんて弱い存在なのだろう。

今日は何もなかった。

釣り師はつれない理由いくらでもあるのが救い。

今日は釣るためにフラットに立ちながら考えているものを適当に考えているうちに時間がたった。

上がるか。最後に、川の流れ込みの真ん中を探ろう。魚は常に川の方を向いている。

向こう岸というか、対岸の砂州まで十分届く距離、流心はとれる。

数回キャストするうちに、

ドン!

あ、

知ってるあいつかも。キビレなどのガツンというアタリでない。

ぐぐーっとゆっくりフライラインが持っていかれる。

釣れなくて頭からモクモクと出していた黒煙が一瞬で消えた。

強烈なset hookするとフライが小さいのでショックにダメージ与えるから優しめに。

バシャー、エラ洗いした。

うわ、でかい。

頭を振られたけれど持ちこたえる。

取りたいけど、リールファイトに持ち込まないとやり取り多分無理。

ラインテンション保ったまま、ラインバスケットに残っているフライラインを回収。

リールファイト。

走った、グリグリぐり、、、、バチン!

絶叫して、天を仰いで、戦死。

頭を振ったのは最低60cmはあるシーバス。

フラットの立ち込みでシーバス釣ったこと無い。去年ヨーロッパスズキはあるけれど、ちびだったし引かなったし比較の対象外。

ショックリーダー20ポンドぶち切られてしまった。

チヌ、キビレ狙って30ポンドって使うのためらうんだよなぁ。

リールファイトするかどうかも一瞬だけどちゃんと考えて出したアクション。

落ち度は今回はあまりない。

ショックシステムも新しいから摩耗していなかった、はず。

万事休す。

とぼとぼと帰路についた。

少なくとも沈黙の海でドラマが起きただけいいか。でも悔しい。

寝ても覚めても悔しい。

おしまい。

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