学び多き日

三浦カップフィッシングトーナメントにＹＦＴ（Yokohama Flyfishing Tournament）常連の仲間たちと参加しました。船は、シノ王子の親父さんの懇意にしている深田屋。普段は本カツオの乗合船だけれども、親父さんのおかげで今回は仕立てにしてもらえたのです。

本来は三浦の海を舞台に、シイラとキスを狙う大会ではあったけれども、カツオ、キメジの群れがいたため競技そっちのけでほとんどナブラを探す一日でした。

今シーズン、何回かカツオ、キメジを追いかけ出動していて、今日の群れにいる魚影の数がその中でも一番多く見えるのではありますが、なかなか食いが立ちません。おそらく毎日叩かれて鍛えられ続けているのでしょう。簡単にフライを見切ります。てか、見もしない場合のほうが圧倒的に多かったですね。その中でも、さすがは王子、しっかりかけています。12番っロッドがこれです。

パラスの鹿内キャプテンと初めて釣りをしましたが、さすがは鍛えられている鋭さです。臨機応変な対応やチャンスに対する切り込み方はさすがはそつがなくまねはできませんがずいぶん勉強になりました。

Ｆ嶋さんも戦っています。

さて、私はと言いますと、学びの多い一日となりました。まずは、いつか来る日があると思っていたことが起きてしまいました。

ラインすっぽ抜け！

前日にラインシステムを３組作っておきました。しっかり絞めて瞬間接着剤で固めています。朝起きた後に、急いで一回り細いシステムを作ったのです。この日のカツオ、とてもすれていた感じだったので、細めの物をつかったのですが、これだけ、固めていませんでした。そういう時に限ってやっちゃうんですよねぇ。反省です。前の日に、きちんと準備するべきなのです。３キロクラスのカツオくんにやられてしまいました。こういう機会がないとなかなか反省しないものです。この悔しさを糧に成長せねば、、、

次に、この船の船長にとても感心したことです。どでかいナブラを前にして「このナブラいくら叩いても釣れないからつぎいくねー」って、見切る力を持っていいらっしゃったのです。

あと、今まで見たことのないチャムの打ち方と、船のつけ方、散水の仕方でした。今まで見たことのあるものは、チャム、散水なしの場合は群れを追い越してまわって差し込みキャストするもの、もしくは、群れの先に行ってチャムで足を止めてそして散水でスイッチを入れる方法でした。

この船は、直線に進みながら、チャムをパラパラまき進みそして止まって、まとめてバサッと撒いて、散水！という方法でした。これで沈んでいる魚を浮かび上がらせてそして、一気に狂わせるようです。

今回はカツオがかなりスレていたので効きませんでしたが勉強になりました。いろんな方法があるのですね。

で、反省することしきり、、、

すると、釣りの女神さまが少しだけ微笑んでくれました。

マイクロキメジです。２キロあるかないかですね。ふー。つるっぱげは避けられました。でも、今シーズン初めてお目にかかれました。それに、大きくなって遊んでもらう約束して大海原に帰ってもらいました。

帰りに、シノ王子の家にお邪魔して、この親子と釣り談義。とはいっても、まあ、中学卒業間際の高校受験生レベルのハマが、この親子の会話を聞いていると、大学院の修士論文レベルのはなしを聞かせてもらっているという感覚でした。凄すぎるこの親子。親父さん、直近６年は毎週末海の上だそうだ。大変勉強になる会話を聞かせてもらいました。この親にして、この子ありです。

ちょっと長居してしまいましたが、帰り道、某フライマンの家に押しかけ、サーフキャンディを分けてもらいました。盛り上がっているので、ちゃんとまけるようにならなきゃね！

おしまい。