今シーズン、二連フライの攻撃力に目を見張った。
もともと、フライメイトの鈴木さんがメバルでいつも使っていたドロッパーなのだけど、ライントラブルが多くてあまり真似をしてこなかった。
メバルやカマスには強烈に有効なのだけど、カマスは枝スがガジガジになるので、loop to loopで付替るのが本筋。ただ、カマス狙っているときにエダスを替えるとか、ティペット毎に替えるって群れが抜けたら終わってしまうので手が出せなかった。
とは言うものの、ルアーに比べて、水押も振動もキャスティング距離も少ない地味なフライでは魚に対してのアピールがやはり二連だと大きく違うことを目の前で繰り返し見せられて納得してしまった。
この朝錬では、先のフライは、エダスループをつけてチャーリーを直結。後ろはサーフキャンディ。
これが効いた。
この日は、ベイトが3種類。サッパが、ボラ、そして、1,2センチのヒイラギが流れている。今シーズンベイトにヒイラギが混じっているのは初めて見た。
晩夏の雰囲気と初秋のタイミングでなんとか秋の釣り味が楽しめる条件。
キャストして、沈めて、引っ張っていると。
回遊して猛スピードで
ドン!
とフライをひったくって突っ込んでいった魚がいた。
6番ロッドがしなる。
フライロッドをグイグイまげてくれ、何度かツッコミをしてくれた。
当初は大きめのメッキかと思った。
上がってきたのは33cm位のショゴ。

これは嬉しかった。
ランディングしたあと興奮で体が震えだした。
こんな魚が陸っぱりからつれるとは。
それも引っ張りで釣れるのは釣り味もとても良い。
ショゴはフライが水面叩いて一発目のストリップとかループキャストを繰り返しているときに来ることが多い中、沈めて引っ張りででてくれて、ファイトも楽しめるのは本当に血湧き肉躍る。
こんな釣が相模湾の陸っぱりでできるのは貴重極まりない。
明日もこんな魚が釣れる環境や条件が残っていくことを願ってやまない。
RX100M5A, Photomatix Pro, Topaz Studio
HDR from 3 images, hand held