スケジュールの都合で今年の塩水毛鉤は終了。

2010年末に香港に渡り、10年ぶりに戻ってきてみて様々な変化があった。
まずは、
【環境の変化から釣れる魚や数の変化】
ヒラスズキとキビレが関東圏で釣れるようになった。これは、魚が新たにやってきたのだろう。
カマスとキビレ。これは前者は、まえからいたのであろうけれども、それぞれ海毛鉤師たちが開拓して方法論を確立された賜物。それぞれのターゲット魚、開拓してくださった先人達に感謝するのみ。
南方ではよくつれる、クロホシフエダイさえ釣れた。
【釣り師ネットワークの変化】
SNSの広がりで、毛鉤釣り師たちのネットワークからくる、開拓力強化、技術進歩が見られた。カマスやキビレの釣りでネットワークのちからが強烈に効いていた。
【新規参入者の増加と一定数を保ってしまっている毛鉤界】
どこへ行っても新たに釣りを始められた釣り師がいる。これは釣り業界にとってはよいこと。また、ガイドボートもハイシーズンだからか、どこを見ても予約一杯で埋まっている。これは単純に喜ぶべきこと。
ただ、一方、塩水毛鉤もしくは、しらんけど、毛鉤の領域に新規ではいってくる人はあまり多くないようで、私達既存の毛鉤師たちが皆一様に年を重ねてきているという事実も確認。
海フライで今回初めてお目にかかった方達、みな気持ちの良い猛者たちばかり。こだわりを持ち深く探求され、独自の方法論、哲学をお持ちの大人ばかりで話ししててとても楽しいし皆尊敬できる方々とお目にかかれたのは光栄だった。
ほぼ皆さん横でつながっておられる。
最後に、タックルを貸してくれて、フライを100%供給してくれて、技術指導、全て惜しみなく提供してくれた鈴木さんには感謝してもしきれない。本当にありがとうございました。この御恩は忘れません。
技術指導してくれた佐古さん、ありがとうございました!
また、今回お会いできた猛者たち、把握できているのは一部でしかありませんが、後藤さん、
直接おはなしできませんでしたが、ゼロ番の世界を教えてくれた親方水産さん。
そして、お目にかかれなかった海フライの開拓者の皆様、皆様のおかげで研究成果と果実を存分に楽しむことができました。
またお目にかかれることを楽しみにしています。
最後の釣果はダブルヘッダーで、メバル狙いで珍客、メジナがニャッキフライでつれ、最後の最後は河口でギンガメアジがでてくれました。
パピヨが河口でロングキャスト鬼引きで出てくれることに勝る喜びは他に無し!

日本のソルトフライ万歳!
塩水毛鉤師達に敬礼!
おしまい。