台風直前のメバルフライ

鈴木さんに誘っていただき、メバル釣りに行ってきた。

香港には3週間の強制検疫が重くて戻れていない。戻ると、強制的にホテル検疫、それも自腹。馬鹿らしくて、経済的にも意味を見いだせず戻れずにいる。

また、妻の仕事の関係でここ数年、香港、トルコ、ブルガリアを行き来しているのだけれども、今年に入ってそこに日本も加わってる。世界中新型肺炎でおかしなことになっているのだけれども、日本がやはり安全。日本人は挨拶で抱き合ったり、握手したりあまりしないのと、人と人の距離が外の世界と比べると少し遠い。世代を超えた家族で定期的に合ったりしない。香港だと例えば週末、二世代、三世代が集まるのが常でそんな文化があれば、感染の経路は自然に濃くなる。

そんな、文化的違いや、医療体制の水準の高さ、社会インフラの充実度、から、日本は世界の中でもかなり安全だと私の目線からは判断できる。

それぞれの国を数ヶ月ごとクルクル回遊しているわけなのだけれども、検疫のための条件やビザやら、今回のパンデミックの影響をモロに受けて難儀するときは結構大変。いや、表現がマイルドすぎた、ひどい目に合うことしばしば。

ビザの条件が変わって飛行機に搭乗できなかったり、PCRテストの条件が搭乗前72時間から入国前72時間に変わって搭乗できなかったりと、航空会社も大変だろうが、家族としても災難に何度もあっている。

仕事の方も、あっちやこっちやで苦労しており、以前のように割と自由に釣りに行く機会がなかなか取れないでいる。

その中での釣行。

台風が関東に向かって来ている中での出撃。久しく釣りに行っていない僕は弱気で、午後9時から雨が降り出すという予報にびびりまくっていたというか、きっと釣りにならないだろうと思っていた。

釣りなれている鈴木さんは「とりあえず行ってみて様子見ましょう」と。現場に立つのは前回去年末のかマス釣り以来。フライ道具も一式香港に置きっぱなしなので、彼から借りるほかない。

半年どころか、9ヶ月ぶりの釣りだ。

それで、現場に行ってみたら、雨は降っていなかった。風もあまり吹いていないでないか!

ただ、刻々と風が強くなり、雲は厚くなり、雨が徐々に強くなり、気圧も低い方向に向かうけれど、割と急激な変化があった。

水面は凪だったり、うねり入ったり、風でみだれたり、釣りをするには変化が早くその状況の変化に魚の活性も急に変わるのを観察できるよい機会だった。

行ってみると、ちょうど潮止まりの直前で、その上に、気圧が変化したと見え、少し活性があったのか2,3匹釣れた。

ラインのストリップは、鈴木さんはかなりゆっくり、たしかに、メバルはゆっくりのほうが釣れることが多い。というものの、シーバスフライ出身でゆっくり引きは苦手。また、香港ターポンもゆっくりではない。からだがあまり言うことを聞いていくれないので、あまり無理はせず、割と早めの動きになってしまった。通っていたら体も慣れて、変化つけることできるのだろうけれども、サクッと調整ってなかなかできず、しょうが無いのでいつもどおりに。

水面を凝視してると、夜光虫が少しいる時があり、水面下でメバルが捕食しているのがわかる。三角だったり、W字だったり、結構俊敏に動くのが微かに光る夜光虫でわかる。

メバルって、上を眺めて漂って、まってるイメージがあるけれど、こんな俊敏に動き回るのか。

ちょっと先にテトラポットが頭を出しており、手前は浅くなっている。岸から沖へむかいテトラ際を攻めたり、岸に並行気味に手前の浅瀬でも行ける。

はじめは沖へ投げていたのだけれども、反応なし。

で、並行気味にテトラの手前を角度をつけて浅瀬を引くと、ぐぐぐ!

来たっ!

9ヶ月ぶりの魚信。でも結構突っ込むし、重い。6番の竿がのされる。え、メバルでしょ?なんだろ。

と、来てくれたのが24cmくらいの立派な個体だった。

20センチこえると、メバルも引きが違ってやり取りするの必要が出るのが楽しい。

結局つ抜けできて、20センチ超えは3つ混じった。17センチから24センチまでが遊んでくれた。中にはまるまると太った美味しそうなのもいた、食べたうまいだろな。ただ、これだけの個体がいるのは、釣り人が明日の釣りを考えてリリースしているということなのだろう。

夜が深くなるにつれ、流石に、風は強くなり、雲は厚くなり、空はどんどん暗くなり、しまいには土砂降りが波のようにやってくる様になったので釣り終わり。

ただ雲は時々切れるようで、カッパをもっていたら、あと数時間粘れたとおもうのだけど、ふたりともウインドブレーカーだけで、ズボンも濡れてきた。また、粘りすぎても相手は関東に向かってくる台風だけに、無理するのはやめた。

帰り道、いい歳のおっさん二人でコンビニでカップ麺をいただく。熱いコーヒーを買って帰路につく。

人生は厳しいけれど、めったにない魂の洗濯やカップ麺、コーヒの味は特別な味がした。

鈴木さんありがとうございました。

おしまい。

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