フライでカマス

2020年末から日本に戻ってきた。いつまで居るのかは未定。

一時帰国なので、釣りの装備は一切ない。

正直なところ、ほぼ避難という名目で帰国。日本が世界の中では最も安全なところと言えるという理由で。

避難民という文脈上、釣りに行ける条件でもなかったのが、2020年暮れも最終日の大晦日、釣りの神様が釣りに行ける機会を作ってくれた。

奇跡的に仕事が一段落して、香港つながりであるフライマン鈴木さんが行くとおっしゃるので、誘われてもいないのに反射食い。

鈴木さん先達のもと、道具一切、防寒具ちょっと、フライ、お迎えとおむつ替えから何から何までのフルサービスを受ける事ができた。

日本を離れてまる10年。日本のフライ釣りがどうなっているかはまぁ、それなりに聞き及んではいる。

とは言うものの、実際釣り場に向かう間に話題に上がる日本でのフライの世界は、僕が住んでいた2010年迄とは隔世の感がある。僕自身アラフォーだったのがその次のアラなんちゃらになって、、、

フラットで狙う、キビレやクロダイ。河口でメッキや、平メッキ。港で狙うカマスゲーム。カサゴやメバルを陸っぱりから普通に狙える時代になっている。こんな発想に10年前はまぁならない。思いついたとして伊豆に行って河口でフライメッキくらい。

フライ釣り、単体では攻撃力が弱く、フライラインから入ってくる情報は、ルアーや餌釣りなどと比べて格段に少ない。

そういう理由から、新規開拓をすることに対するハードルが高いのだ。

それでも、海フライの変態紳士達が根性と、ネットワーク強化と観察を重ね、新しいフィールドが築かれているということだ。

今回も、その先人たちの開拓の道のりの上にポッと出だけど、乗っけてもらうことができた。

日本で釣りをするのはほぼ10年ぶり、2011年に仕事で日本に来てシーホースに乗ったのが最後。

目的地への道すがら、本来はホームである日本の道路を助手席から眺めているのだが、どうも違和感がある。直近2年は右側通行の国での運転が主だったので運転の仕方は左右逆転。話題も、僕の知らなかった新しいフライの上記のようなフィールド、車も進化していて燃費が良くなっている。

ホームなのにaway感、てんこ盛りだった。何だこの感覚?

香港に長らく駐在されていた鈴木さんも帰国後はこの感覚があったとのこと。

ただ、釣りに入ると、未知の新しい釣りだけれども、先の違和感などは吹っ飛び、新しいことに対する興奮やようやく釣りに来られた喜びモードへ。

隣の鈴木さんは朝一から釣り終わりまで止まることなく爆釣をし続けている。僕はなれるまでにそれなりに時間がかかったけれども、後半はちゃんと釣れるようになった。

シーバスの釣りが体に染み付いているだけに、カマスではやっちゃいけないことって結構ある。例えば、シーバスはテンションが下がらないようにやり取りしたほうがいいけれど、カマス、やり取りしようとしたら結構バレた。

ランニングラインにシンクヘッドつけて、沈める釣りで爆釣なんて、ほんと面白い。二人で3桁つった。鈴木さんは僕の2倍半くらい釣ってた。

気温4度で、風速13m/秒でとんでもない条件だった。日本に住んでいた頃は15度以下は釣りしませんなんて阿呆なことをいっていたなぁ。香港の厳しい釣り環境からあちらでは8度までつりに出たのが最低気温記録だったけれど、ついに、こんな気温で釣りをするまで釣り人生追い詰められたのかも知れない。

今回、鈴木さんはこれまでさんざんカマスを持ち帰り食べてるとのことで全部もらったのだけれども、処理するのに都合8時間かかった。大晦日から元旦にかけてさばいていたし、元旦もほぼ掛り切りだった。年末年始で街が半分眠っている中、干物作り籠や、キッチンペーパー、塩、ピチットシートなどを探すのに、土地勘のない場所に滞在しているだけに苦労した。まぁ、おかげで冷蔵庫は一杯に。

改めて、鈴木さんありがとうございました。

また、このフィールドを開拓してこられた海フライの先人たちにも感謝!

おしまい。

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