カワアカメ(Barbel Chub/Squaliobarbus curriculus)

半年ぶりのターポン釣行。

 

結論から行くと、ターポンは釣れた。

 

だけれども、精彩を欠く戦いで完全になまくら化した釣りになってしまっていて歯ぎしりすることしきり。

 

5月に入って例年のように香港は既に真夏日、ここ数日は30度を超えていて、家の窓を開けていて風が入ってきたとしても、体がべたついてしまう、いつもの香港の蒸し暑い夏が始まった

 

ここのところ香港にいないことが多く、今回は4月に香港に戻ってきたはいいものの2週間の自宅検疫と、香港そもそも外出しないほうがいいだろうモード満開なのでほぼ家から出ないことが多かった。

 

なので、運動不足と、半年ぶりのフライロッドということで予想はしていたけれども「あああ」という声を何度も上げることになってしまった。

 

現場に着いたのは満潮時。このポイントは満潮時は泥水がきつく、水面下の視界は15㎝あるかないか。

 

流れはないけれど、なんとこれまでに見たことのないボラが入っていた。このいつもの場所国境際の上水のポイントは河口から少なくとも10キロはあるし、ここまでくると完全に淡水。

 

深セン湾奥で何が起こっているのだろう。よっぽど何かの変数が変わったのだろう、水質、水温、酸素濃度、餌、毒性が上がったとかか?、、、、2011年からかれこれ10年弱このポイントでターポンを狙っているけれど、ボラは初めて見た。

 

小一時間くらい水面を眺め、水が動いてきたので戦いを始めた。

 

ここ数年の例に漏れることなく、ターポンのテーリング、ライズがない、ただ気配はないことは無い。

 

インタミで4㎝の岩井ミノーを沈めてせめていると、来た!「ガツン」

 

半年ぶりなので、段取りができていなかった。

 

普段はカメラ、タオルを準備してあるのだけれども、やり取りをしながらバックパックを片手であけて、タオル、カメラを出し、カメラを開けて、、、、

 

とやりとりが長引きよせているところで、ラインブレイク、、、、今シーズン初めての釣行、今年初めてのターポン、ばらしてしまった。

 

結果を出すためにはやはり些細な段取りは必要なのである。

そこまでは良かったがその後普段はとれるであろうターポンを3度もばらしてしまい、自分のなまくら度にイライラしていたが、何とか一匹、とれてその後調子を戻し都合3匹ターポン遊んでくれた。

 

晴れているけれども積乱雲がずっとつづいていて、水面を照らしていない状態がつづいていたのだけれども、雲の切れ間からすっと陽の光が水面を照らした時に、「ズドン!」と出てきた魚がある、ターポンでなく重いけれど、知らない引き。

 

で、上がってきたのが、こちら。

カワアカメ。英語でBarbel Chub、学名はSqualiobarbus curriculus。コイの仲間のプレデター。ラインバスケット斜めにギリギリ収まるサイズなので叉長で42,3㎝というところ。川にいる赤い目。なんと安直な名前だろう。

珍しい魚が釣れたので少しは気が晴れたけれども、鈍くなってしまった刀は早く研ぎなおして鋭さを取り戻さないと、、、とおもう釣行だった。

 

とは言ったものの、久々の戦いに疲労困憊でフラフラになった後味は悪くはなかった。

 

おしまい。

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