大潮の満潮後の潮が動いた瞬間来た。
今回狙いは上げ潮時の河口での潮止まりの状態での釣り。ここのところ潮が下げるときより止まっているときのほうが活性が高く見えたから。
潮が下げるとき表層もちゃんと流れているのがみえることもあるが、流れていないように見えて潮位だけ下がっていくこともある。
イワイミノーだめで、クラウザーで食ってきた。
6度目の正直
今年に入って5連続坊主を食らってた。
河口で深さがない。水温は計っていないけれど、大気よりずっと温かいので、表層の冷たい空気を嫌っているのか。
過去5回でショートバイトが3,4回。反転も確認できたのが2回。香港の今年の冬のように寒い結果が続いていて自信は全く失っていた。
河口で釣りをすると行っても、キャステイングできる方向はバックに、柵、樹木、壁、高架の壁などが邪魔していて気分良くキャストできる範囲は限られている。
今回は大潮の満潮時にポイントに入ったため、普段入っている立ち位置は水没。なのでいつもとは反対側にはいった。そこは左にに道路の高架の橋脚、右手には樹木があり。後ろが取れないのでロールキャストしかできない。
しかしロールキャストくりかえしたあとに頭の上に1メートルほど隙間がある事に気づきキャスティングしてみた。
一撃で後ろの木にかかりラインを取り戻すのに苦労した。
不安定な尖った岩の上につま先立ちで、ラインをたぐり枝をつかむって厳しかった。コケると、海に落ちるか、竿を折るか、バランスを失い体を打ってしまう。
そうこうしているうちに、対岸で一発ボイル。
ピックアップ一回のみのキャスト。12,3m先の、橋脚と街灯が作っている明暗部にはいった。
フライラインの先はクラウザーミノー。
あ、そうそう、香港フライように6番を新調しました。LoopのCross S1 flatsman。同じシリーズの8番は持っていたのだけど、6番持っていなかった。これがすこぶる気持ち良い。
Scottのs3s#6を使ってきたけれど、比較するのがかわいそうなくらい違った。我が人生を振り返り、いがぐり坊主の中学生の僕と、イケイケドンドンになっている社会人くらい違う。
もっさり感と反応の良さ。パワーの無さと無理にも押せる感。このScott s3s#6実は3度もティップがおれてそのたびにコロラド州に送って入院経験がある。一番手間がかかった子で思い入れはあるけれど、新しい竿の前には比較するのが酷だ。
flatsman届いてから5回連続坊主を食らっていた。釣れるまで通うと誓う。
で、着水して1秒くらいで、strip. strip.三回目にはいったところで
ドンッ!
来た! 木槌で殴るようなアタリで一瞬でシーバス、それも、大物だ。
がっしりフッキングしていることがわかった。
数回、フライラインを持っていかれるやり取りのあと取り込んだ。
Seabass 叉長50全長53
やり取りもこの竿は楽しい。しなやかさがあるので、折れる心配あまりせずにすむ。
幸いかな大潮の満潮である経っている岩は水面下。なので最後の取り込みはむずかしくない。
多分これ香港でフライで釣ったシーバスで二番目に大きい。でも今回6番でとったので、8番で取った60cmと同じくらいの重みのある50cmクラスでした。それも5年ぶり。嬉し涙。
おしまい。