香港で釣るターゲットとしてターポンよりずっと知られている魚がアフリカンクララ。学名はClarias gariepinus
国境際の釣り師達の村田さんが確立されたターゲットフィッシュである。
個人的にターポン派なので特に狙っては来ていなかった。
本当はお目にかかりたくなかった。
今シーズン、どうやら僕はターポンに好かれていない。
まだ、シーズン一匹しか釣れていないんだ。
で、このモンスターがお出ましになった。
アタリは斧で殴られるような鈍いけどトルクの大きい金属的なショックで、金槌で殴られるようなターポンとの違いがはっきりわかった。
鉤かかりしたあと、頭を下に下げなかなか上がってこない。綱引きのような引っ張り合いを3,4分してやっと顔を見ることができた。
この日は大潮で、よくあることなんだけど、ゴム堰が上げられていてターポンは全く見えない。
先にポイントに来ていた鈴木さんのタックルを借りていたのだけど、ループのクロスs1のシナリと軸の太いティムコのフックで安心してやり取りできた。ちょうどショックも取り替えたところだったので力負けすることなく顔を拝むことができた。
97cmだった。
初物として、かつ口を使ってくれたから良かったものの、もう一度お会いしたい相手ではない。
ごめん!