マボさんに誘われて真夜中にターポン狙って出撃。
最寄りの駅までバイクで迎えにきてくれた。駅からは大抵タクシーで近くまでワンメーター乗っているのだけれどもお迎えはありがたい。バイクの二人乗りは新鮮。
気温は師走なのに20度ちょっと。ここ数日間は特に温かい。個人的に22度が半袖と長袖シャツのボーダーラインなので長袖。
温かいと言っても、ひんやりで化繊の長袖シャツ一枚でバイクに乗っていると当たる風はやや冷たい。
ターポンは実はふた月ぶり。前回は10月上旬で実質(デイゲーム)シーズン幕引きだったのだけれども夜限定だとターポンは冬場でもこの場所へ川を登ってくることが確認されているので魚の活性次第というわけだ。
川べりの空気は湿度が高いけれども気温が普段釣をしているときと比べて10数度低い。普段は例えば33度湿度90%、立っている人を焦がすような日差しの下でのゲームなので、同じ景色なのに違って見える。
空気が濃くて詰まっている感じ。
でも重い感じではないかつ香港に似つかわしくなくややひんやり川べりなので駅の周りの都市部よりは気温は低く感じる。静かなので瞑想している気分になる濃密な空気。
近くの橋の夜行灯が川面に濃淡を作り出している以外は暗く、国境際の向こうの光がよく映える。
時合を待ってしばし近況報告。新しいビジネス軌道に乗りかけているらしく景気が良い。
新月後数日しか立っていないので視覚に訴える沈めはきつそう。
というわけで、ポッパー勝負。
普段は寡作な落ちこぼれフライマンだけど、一度ちび鱸が自作に出たことがありポッパーは自前のが幾つか残っていた。
先に魚が出たのはマボさんの使っていた鈴木さんのイワイミノー。ナチュラルリリース。
鈴木さん日本に帰られた後もちょくちょく仕事で香港にいらっしゃるので未だ交流が続いている。彼は精力的にガンガンフライを生産し時々おこぼれに預からせていただいている。
ポコ ポコ ポコ、、、ドバッ!
出たよ。それもポッパーの教科書的正しい出方で。
フライの醍醐味を一番味あわせてくれるのがトップのゲーム。昼間にポッパーで出るときもあるけれど、シーズン真っ盛りで強烈に活性が高いときのみで沈めてクレイジーチャーリー引っ張っている方に分があるのでなかなか使わない。でも夜は主役なのよねぇ。
香港にターポンいなかったら本当に住む意味が無いねと二人で高笑い。
当然マボさんもこの笑顔だ。
香港ターポン、冬は暗闇で。
おしまい。
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