すばの細道 油渣麺 第十弾 群記
大埔(タイポ、新界北東部にある古い街)にある油渣麺店。
うちから遠くバスを乗り継ぎ1時間強。
はるばる訪ねた初回、スープが売り切れて夕方6時台で閉店していた。
麺屋でよく起こる現象。沖縄でもしばしば陥る、「すば難民」。
ナイチャーや外様には知る由もない「シーミー」とか「慰霊の日」とか、その店の主人の体調や売り切れ御免、とかで目的の沖縄すばやが閉まっていて路頭に迷うことがこれまでしばしばあった。そういう時たいていの場合すぐ近くには代替店がない。なので、遠方に出向く時にはバックアッププランを用意することが必要なのだけれども田舎にある店舗の場合、そのプランの準備のしようがないのよね。
そういう目に大埔であってしまった。
幸運なことに大埔在住のフラ友Maboさんが有名なガチョウ飯を案内してくれて、非常に助かったという経緯があった。
なので、仕切り直しの訪問。
まず、スープから。
味が濃い。ピリッと胡椒も入っている感じ。ラーメンスープに近い。
薄味の出汁に慣れてしまったのでちょっと濃すぎるという印象。18歳の時に大学受験のために神戸から東京に来たときに食べたラーメンを思い出す。
出汁には鳥が強い。
麺は適当な硬さで非常に良い塩梅。足せるのはラー油だけ。これまで薄い、薄いと感じていたほかの油渣麺の出汁の薄さ加減がちょうどよいな、と改めておもった。
店の名誉のためだけれども、疑いのない人気店。夕方の端境時間に行ったのにもかかわらず20席余りの店内は満席だった。
25ドル
おしまい。
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