香港ターポンほぼ終了宣言してたのだけど最後の最後で、えらいことになった。
最近フライにハマってる友人が夜パトロールでポッパーでターポン爆ったと。
「ポ、ポッパー?ば、、、爆釣?」
ポッパー、巻いたこと、、、巻くというより作ったことない。手元にある「もらい」クリースフライはすべてシーバス用で、小さい魚を捕食しているターポンに使ったところで大きすぎて反応しないか、弾いてしまうはず。
仕方がないので、まさか自分で巻くとは思っていなかったクリースフライを3つ作って緊急発進。
香港でサーフェスゲームが成り立つとは夢にも思っていなかった。
香港シーバスはプレッシャーが高いからかルアーでさえトップのゲームが成立しないのだ。いわんやフライで表層はありえない。
ミニポッパー投げてみるとバッコバッコ反応してくれるではないか。
イワイミノー初体験のときのような目からうろこどころじゃない興奮を、国境際の人一人いない、刑務所と屠殺場の間でたっぷり味わった。
ターポンゲーム真っ盛りの真夏に何度かポッパー試したけど一度あたったことがあったのみ。
それが、夜ポッパーでぽこぽこやってみると、全長40㎝クラスが水面を割ってフライをひったくって行った。
その日5時間ポッパー投げ通しで、水面炸裂が50以上。フライに触ったのが12でフッキングが3で獲れたのが2だけど、ターポンの大半が木の葉サイズでフライを弾くところまでも行かない。
まぁ、それは織り込み済みで中くらい以上のものを狙って獲りたかったので全く問題なし。
ターポンシーズン終わりかけなのに満月の夜に思わぬ宴が開かれた。
この夜は満月で薄く雲が立ち込めていたのだけど、雲が切れると食いがたった。
パシフィックターポン目が大きくて良いはずだけれども、はやり暗闇よりは月の光があったほうがよいのだ。
水面炸裂してくってきているけれど、その中でも何か理性的な判断が働いて食ってきているような気がした。
もちろん答えはないけれど、さらなる仮説が建てられるゲームがあったことと、そもそも、香港でサーフェスゲーム、水面炸裂の悶絶バイトが楽しめるなんて夢にも思っていなかった。
とは言ったものの、シーズン最終ラウンドである事実は否みがたく、今週、夜中に連続して出動してみて急激に条件が悪くなったことや、気温が20度切るとさすがに夏モードで釣ることもできない。Tシャツに上着を羽織るだけだともう無理。ナライの風にあたると寒いし、キャスティングもつらい。
連続夜間釣行の最後は今朝まで。意地になって朝まで8時間振り倒して、一度バラシたのみで終了。家に帰って気を失うようにぶっ倒れた。
はぐれターポンを狙って、狙って、ロッド振り倒して一匹釣ることはまだ可能かもしれないけれど、個人的にはシーズンはこれにて終了。
ここに、香港ターポン今シーズンの閉幕を宣言いたします。
諦めずに夜間パトロールで新しいことを試してくれたMaboさんに感謝!
このフライで夜ターポンは水面炸裂です。
あ、エポキシに泡はいっとるやん!って突っ込みはなしで(笑)、、、ライターなくて、、
もらいフライマンも、くれる人がいないので自分で作るようになったシーズンでした。
E-P1 MZD 17MM F2.8 AE BKT HDRI
おしまい。