香港ターポン最終章
ターポンシーズンは終わりかけ。
ここのところの釣行では釣れる数がどんどん少なくなり、直近3回では2回坊主。
まだ川にいる個体も確認はできているけれど、どうやら木の葉軍団と大物クラスだけ居残って真ん中の大きさの連中がごっそり抜けてしまったイメージ。
大物たちははぐれターポンでつれたら大きい。
だけれども、食いが浅いのでショートバイトばかり。隙のない釣りを心掛けていても今日もコツンと、ゴツンだけで試合終了。
実際のところ海で川でつれていたサイズのターポンが釣れだしたという情報も入ってきた。
最高気温は日によってはまだ30度に達することがあるけれど、夜明け前はひんやり20度前半。
香港では、この朝のひんやり感というのはすごく貴重なんだ。
渡辺美里のBelieveの歌詞にある、
「朝一番のホームの冷えた静けさが好きさ、、、」
という感覚、日本では真夏以外にはある普通の感覚なんだけど、香港ではめったに味わえない。
香港の冬は家のつくりが夏用になので家の中はえらく寒い。
だから、朝一番の冷えた空気を楽しむ余裕を持ち得ない。
日本でいうところの、春と秋にあたる極めて短い間だけに感じるひんやり感をいつくしむように楽しんでいる。
でも、このひんやり感と香港ターポンは両立しない。
シーズンが終わると半年はあえなくなるんだ。
悲しいけど、また来年かね。
夜明けの摩天楼とターポン。
ひんやりした空気とターポンという組み合わせはほんの一瞬しか味わうことができない。
摩天楼は国境の向こう、手前はターポンの楽園。後ろの構図は意図してとってないのであとで見て驚いた。
今シーズンまた会えるかなぁ。
おしまい。
E-P1 MZD 17MM F2.8 AE BKT HDRI