香港すばの細道、油渣麺 第七段
午後5時半に開店という情報を得ていたので、6時過ぎに行ってみるがシャッター半開き。
聞いてみると六時半からとのこと。
開店時間は適当みたい。
この店舗、油渣麺の店の中でうちから一番遠い、香港島東部にある店舗まで80分近くかかった。
なので「はいそうですか」 と引き返すわけにいかない。
外は蒸し暑い夏マックス。用事もないスーパーにお世話になった。
出汁は豚の薄味。シンプルな味で雑味はない。麺はうどんにそっくり。生めんをお湯に通してほぐしただけなのでグデグデではなくちょうどよい。具が揚げた三枚肉のみというのが特徴。
出汁は薄いけどこの香ばしい揚げ三枚肉をかじりながら麺をいただくということだ。個人的には揚げていないフワフワ豚肉のほうが好き。
出汁は、調味料を使っていないので完食できるし、嫌な後味も全くない。
この店は四川のバーベキュースナック屋を前面に出しているので薄味になっているのだろう。
うだるような暑い日に汗を流しながら食べる油渣麺もなかなか乙なものである。こんな暑い日に必死こいて働く必要ないよって言っているような営業スタイル。でも嫌な感じでは全然ないのが不思議なこの川味油渣麺だった。
香港島唯一の油渣麺はここ、川味油渣麺。
おしまい。
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