名もない滝壷の主

先週ニジカワムツを釣った帰り道から香港では豪雨が始まり数日間続いた。

都市機能が一部麻痺するほどの豪雨。幹線道路や駅、モールが浸水。雹も降った。目の前で音を立てて車にバラバラと落ちるのをみた。

香港の河は殆どが急流。地質の多くが岩盤なので山の水を蓄える機能は高くないのであっという間に川は増水し、幹線道路なども冠水してしまう。

実際、先週釣り終わって帰り道の豪雨、ものの数分でバス停まわりは川になっており、ずぶ濡れになった。

この豪雨で馴染みの河も、そうでない川も数日間濁流にのまれていた。友人たちの間ではその濁流の話題や写真が流れていた。

あの大雨をどうやって魚たちはしのぐのだろうかとしらべてみると、北海道大学が増水時の魚の行動を研究していた。なるほど参考になる。

心配しながらニジカワムツの楽園へ。

彼らはすごい。ちゃんと生き残っていた。逃げ隠れるところを探して数日間しのいでいたのだ。

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地形は激変。

香港では寒い間は殆ど雨が降らない。実際ここ数か月間雨の記憶がない。

そういう事から豪雨前は水たまりに少し流れがある程度だったものが、川になっていた。

地形が変わって、流れもかわっていた。

前回まで踏み込めなかった方向に流れがあってたどっていくと、そこに小さな滝があった。

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長靴か濡れてもよい靴でないと入れない沢なので入り込んでくる酔狂な人間は殆どいない。
秘密じゃないけど、秘密の滝つぼには、秘密の大物がいるのよね。

滝壺の主が遊んでくれた。

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彼らの生命力には敬服するばかりである。

おまけ

おしまい。

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