霜月に春魚

住んでいる島の埠頭で、香港に来てから見たことのないナブラが起こっている、正確にはこのナブラは今まで見たことがない種類。魚は50~60㎝で、高速で水面を緩やかな弧を描きながらシラスの塊に突進していっている。

これが、マヅメ時に続くのだ。

それも、数メートル先の足元で。この足元で。

しかし、シラスの群れにめがけて突っ込んでいるようで、フライには見向きもしない。かすりもしない、一瞥もしない。

単体でのシラスを食べるにはこのサイズの魚だと効率が悪すぎるのだろう。ベイトは1㎝ちょっと。それをまとめて食べているのだろう。

ボコボコとまではいかないが、散発的にこのボイルが継続するのだ。

こちらは興奮しっぱなしだけれども、すべて空回り。何をしてもどんなフライを使ってもまるで相手にされない。頭から湯気が出ている状態が続いている。ここ二日で5回見に行ってしまった。

この埠頭周りは狭い海峡に面していて強烈に潮回りが早い。その影響で回遊性の魚も勢い余って入ってきている。足もえらく速い。その一瞬にかける釣りになる。

この島は空港が開発されるときに橋が架かり陸続きになる前は定期船が走っていた。しかし橋の開通とともに廃止。この埠頭も今では漁師が時々使う以外は埠頭というより人気の釣り場になってしまっている。週末は釣り人であふれていた。

このナブラ香港で過去見たものの中で一番大きくて派手でしかも早い。攻略できないものか、、、

そしてその正体はおそらく、サワラ。

何とかならんかなぁ。過去シラスを捕食している魚に勝てたためしがない事がつらいところだが、まあ通ってみる。ベイトがせめて3,4㎝であれば何とかなる気もするが致し方ない。

ついでだが、シーバスも目撃、60㎝、50㎝、40㎝と3匹。目視できる個体って珍しい。香港でシーバス40㎝の壁を超えていないことも思い出してしまった。何とかせねば。

写真は、あまりに相手にされずにトホホの「残念な状態」の記憶。ふぅ。

おしまい。

E-P1 MZD 17MM F2.8 AE BKT HDRI

2件のコメント

  1. 何だかどんどん楽しみが広がっているようじゃないですか!ぜひ攻略してください。
    つい先日ベトナム出張で頭上付近通過しましたよ。意外に近いようで遠いんですなぁ。離れて思いました。

  2. >hiro2さん
    どもども。そうですね、あの後意図的にではないにしろさらに盛り上がっています。シンセン組の盛り上がり様ったら半端じゃないですよ。忘年会に参加できれば来てください!ま忘年会でなくても無理やり仕事作ってください。お待ちしています。

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