Tailing Pacific Tarpon
定点観測をしているポイントに、海フライの師匠Larsがやってきた。フライラインが香港の川で優雅に弧を描く。
排水溝の流れ込みの量は増えておらず、どうやら先週の水量が珍しいことだったということのよう。ということで先の仮説は証明のすべを失う。
排水溝流れ込みは予備ポイントへ格下げ。本流の定点へ。
香港も遂に秋の兆しが訪れ夜明け前は20度を切るようになった。肌寒い。日中はまだまだ暑いのではあるが朝方は長袖が必要だ。
ブログには書いていないけど出撃はしている。
ここ直近2回の出動で劇的な変化があった。
ターポンがテーリングするようになった。
もしくは、
ターポンのテーリングを見分けることができるようになった。
おそらくどちらも正しくて、今まで見落としていたか、これがターポンだと断定することもできない程度だったのだが、ここ数回で見分けることができるようになった。
前回シノ王子と見たターポンは捕食モード、
最近見るtailingしているものは、どうやら呼吸をしているよう。
魚が見分けられるとなると集中力に緩急を入れられるようになるので釣りが楽しくなる。
ハワイのフラットでボーンフィッシュのテーリングを見て興奮したあの日と同じ種類の「興奮」がここでも味わうことができるのだ。
わかってくることが増えてくる。この場所でtailingしているターポンは楽しんでいるようで、捕食モードになっていない。とはいうものの個体数はそれなりにあるのでその下に気合入っているものもいる。
香港ターポン、一段と楽しくなってきた。
師匠に撮ってもらった。
珍しく師匠のラーズは苦戦。今日はバイトのみで、最後の流れ込みで何とか小魚と遊んでもらい坊主は逃れた。こういうこともあるものなのだ。
おしまい
E-P1 MZD 17MM F2.8 HDRI