地元の漁村の船で出動。この船で香港大陸鱸探索は開幕したのだが、過去3度結果が出せていない。本質的には魚がいなかったということなのではあるけれども、
船長が釣り師を信じていない
というのも釣れない理由のマイナーな一因であったこともあり得る。
全部言い訳だけど。
せっかく見つけた英語が話せるヤオ船長だが、意思疎通はできても、心が通じていないのだ。ここが問題。でも、その原因は釣り師が結果を出さないから。
釣り人のいいところは、結果さえ出せれば市民権や、発言権が与えられるし、認められて、そのうえ心まで通じちゃうって単純なことかしら。
船長もさすがに過去3度結果が出せなかったことを気にしてか、今回は前もって遠征しないか?と提案してきた。香港領海の西の端の工業ふ頭と発電所周りである。夏まで住んでいた地域の近くなので土地勘はあるし、一度行ってみたいとおもってはいたのだが、
今は、魚がついているところがすでに分かっている
ので、今回はあえて近場で出撃。次回このプチ遠征にいこうとおもう。とはいっても、京浜運河往復するくらいだけど。
そして、出撃、船長は船長でいろいろ考えているようで、最初のポイントから私に見せていないポイント。そこはコンテナヤードで、鬼の穴うち。だったが、干潮前後だったので何とか試合になった。
そこで、3つ取れた。
船長の喜んだこと!意思疎通を外国語でしているため、饒舌にはなりにくい。彼ももともと静かなタイプでそのうえの英語なので静か。必要なこと以外の発言はほとんどないのだけど、
めずらしく、はしゃいでた。
お、釣れるんだ。って感じ。
そこで今日のメインの目的である、「操船法」を指示するオペレーション実行。釣れる前から操船方法を指示するのは海フライマンの矜持としてしたくなかった。つれないのは操船のせいだ!ということを示唆するから。
つれたので、実はポイントに対して、こういう風に船を流してくれないかということを、結果を出しているポイントでお願いした。要は、並行引きをするために、壁に向かって船を直角につけてながす、という常識的なことなのではあるが、、、
エサ釣りメインで、見たことがあるとしてもルアー釣りまでしか見たことがないと、船の流しようなど想像できるわけもなく、指示するしか道はない。フライの流し方は特殊だからなぁ。
そして、
やりました、その方法、その指示でながしてもらって2つ!
フライマン信じ始めてもらえるきっかけになったと思う。
結果は
4度目の正直で、4時間フライロッド振り続けて、40cmの壁は越えられず。
とは言ったものの、船長は今までより、ぼくに対して心を開いてくれるようになったと帰り道感じました。一歩前進。
E-P1 MZD 17MM F2.8 HDRI