香港大陸鱸探索出撃。
今回のテーマは「40cm以上を釣る」。しかし、やはり難しかった。
日の出前に出船し、トーマス君はルアー第一投目で40cmクラスがきた、彼は前回「ボ」を食らっていたのでえらく嬉しい。
大陸鱸もスズキとして経験値の深くない40cmまでは釣れる状態が幸運ながら続いている。
しかしその上につながらない。今回は前回より少しだけサイズが上がって平均的に40cmを5つ上げることができた。同行の通訳も兼ねているトーマスも結果を出すことができたので前回よりは進歩した。
また、新しいポイントでかつ明るくなったのち、デイゲーム、狙った場所で狙ったイメージで一匹ひねり出せたうれしさは格別だった。
キャスティングに関してはなかなか思い通りにいかないうえに、船の回し方は基本餌釣りもしくはあって、ルアー釣りのものなので、船の角度と流し方のイメージに合うチャンスというのが頻繁には来ない。
ドラゴン船長、もう釣り人としてちゃんと認めてくれてる。魚のいるところまでは連れて行ってくれるのと船長の考える魚のいるところを指示してくれる。
ここからは、言葉が通じないけど、通訳を駆使して操船の仕方をお願いしないといけない段階に来た。餌釣り、ルアー釣りでは必要のない船のつけ方をしてもらわないとこの40cmの壁が超えられない気がしてきた。
ここなんだよなぁ。こればかりは、表現しないと進めないので今後の課題。
お願いベースで、こういう船のつけ方してもらえませんかという丁寧な姿勢で臨むしかない。たぶん、ドラゴン船長は聞いてくれる。少なくとも過去3回坊主なしって奇跡に近いし。結果を出していると発言もしやすいなぁ。
今回初めて一発だけボイルがあった。ただ、木っ端サイズ。やはり経験値の増してきた魚はとにかく上を見ないのかもしれない。
フライフィッシャーかつ科学者でもあるfishordieさんがこのブログの前回の記事で、ハワイオアフ島での、ローカルGTに対しての地元釣り師の発言について言及されていた。
引用はじめ
「地元の連中が言ってましたが、本来は攻撃的で警戒心とは無縁な奴らが、オアフ沿岸では警戒心が強いのしか残っていないそうです」
引用終わり
この例ように生きていくためには強烈なローカルルールがあって生き残っている個体は香港においては「うえをみるな」というものが浸透しているような気がしてきた。
掟に従わなかった個体は種の保存から外されてしまうルールが明確にあり、そのルールは彼らの中では本能の中に組み込まれているのかもしれない。
上を向いて釣られてしまった日には、その魚は数時間後食卓の上に上がっている運命だからだ。
オアフ島や、big islandでフライを始める前にパピヨ(ガーラ、メッキ)を追い掛け回していた時期があったが確かに見切りが非常に早く手のひらサイズでも釣れるとえらくうれしかった記憶がある。
ベイトは表層にたくさんいるのになぁ。イワイミノーの釣りを見せて知らない人たちを驚かせてみたいという願望ははかない夢におわるのか、、、
少なくとも、カウントダウンは結構多めにしないとこの40cmクラスでもなかなかつれない。ということは40cmオーバー、50cmオバーは、、、もっと深みか?
うーん。だんだんフライらしくない釣りになっていくのはちょっと怖い。
おしまい。
E-P1 MZD 17MM F2.8 HDRI
自分がモルジブに行ってたときも同じ状況でした。運が悪いと英語話せない船長になり、ポイントとの距離感や流すスピードを説明しきらないうちにボーズで1日が終わるとか。しかしこれも開拓者の楽しみの一つなんでしょうね。
>網タイツさま
コメント早っ!
そうですね、これを楽しめるからヘンタイフライは楽しいですよね。ネタ的にも、釣れなくても言い訳できるし!
でも前回70cmクラスが船べりまでついてきたのをみているので、大きいのもいることはわかってはいるのですが、あと一工夫も二工夫も必要かもしれません。
ここにきて、自分でめったにフライ巻かないことの弱さがだんだん露呈してきました。もらったフライが無くなるまでは耐えると思いますが、、、
今日の爆釣はクラウザーでした、やはり早めに深さが取れることは効いている気がします。ラインの重さだけのU字の軌道はいまいちな気がします。
ああ、次の人生は、フライ巻くのも好きな釣り人に生まれたい(爆)。
それだけプレッシャー受けてると、フライで日中大きいのを釣るのは難しいのかもしれませんね。夜に出てみるとか、日中釣る時は濁りがあるポイントを探るとかしないと難しいのかも。そこは夜は出られないんですか?
でも、こうやって少しずつ新しいフィールドと対象魚が分かってきて結果が出始めると、毎回出るのが楽しみでしょうね~
>fishordieさん
おっと、こちらの考えていることを見透かされていますね。
夜はでられますが、「絵」的に面白くないので夜明けに出ているのです。夜明け前のくらい時間も釣っていますが、絵的に面白くないので写真を使っていないのです。とは言ったものの、基礎研究は本来は夜のほうがいいのではありますが、仕事上やや、やりくりが難しいというのと先の理由で、完全ナイトゲームは避けているというところです。
ええ、まさに、フィールドと釣り方については、考察したり、船長と別の場所について話し合っている(言葉通じるほうで、結果出していないほう)ところです。
毎回テーマがあるのでそれはもちろんたのしいですね。そのとおりです。