大陸スズキ遂に!

香港で快挙!ちっちゃいけど。

今日はしのごのの言わずに、結論から。

大陸鱸つれました!

30cm級のベビーサイズ。それでも「私が知っている限りにおいて」、香港でフライでシーバスが釣られたのは初めて。なので私的ではあるが歴史的に残る快挙です。あとはサイズアップと、ターポンかな。

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フライは、TPbumさんのエンジェルミノー。

雑感。

予約時の苦労。

目の前に住んでいるヤオ船長には何度も予約を断られたので今回、別の船長探しにかかった。目星のふ頭に一番近い釣具屋に行った。4畳半くらいの店内でおっさんたちが麻雀に興じている。さすがにそこに乗り込むには気が引けて、もう一軒の釣具屋を探すが1時間以上さまよって見つけられなかった。仕方ないので原点の店に戻るとゲームは終了していたので話しかける。

まったく英語が通じない。しょうがないので筆談。写真を交えて船が借りたいという旨は伝わった。途中から隣の乾物屋の女性が呼び出され通訳。予約は取れたが、前金で50%。それは構わないのだが、船長の連絡先の代わりに店の名刺をくれた。意味が分からないのだが、朝5時に店に電話していいの?というといいよ。とりあえずふ頭に来てね。おまえ、中国語かけるのになぜ話せないんだ?いや、これ、日本語です。と説明すると驚いていた。

昨日、予約のリコンファームの電話がかかってきた。英語を話す人からだった。え?釣具屋のおっさん英語話せる人見つけてくれたの?という期待が膨らんだ。英語話せる船長が2人いれば、お互いバックアップになる。

膨らんだ幻想。

何より、私の島にいる船長は私にとってのみ都合の良い特殊解で、友人やゲストが来た時には

1.島までの交通手段がバスに限られている。車の乗り入れは禁止。夜間はタクシー入って来れるけれどもそれでも交通の便はよろしくない。

2.釣った後、私だけ歩いて帰れるのに、ゲストはまた、バスや電車を乗り継いで帰ってもらうって心苦しい。

3.そもそも、出船時間は早朝だったり夜中なので交通手段、頻度が限られている。

というわけで、より便利なところで英語が話せる船長がいると一般解となり、応用が利き友人やゲストに紹介したり一緒に楽しめるからだ。

よっしゃ!とおもっていた。

しかし

やはりそうは問屋がおろしてはくれない。

ふ頭につくと、笑顔で歩いてくる男性がおり、今日よろしくねって?

通訳?船頭でないのね、、、予想はしていたが、、、ま、海外の普通の観光地(釣り目的に設計されていない)で船をチャーターすると、言葉のできる釣り好きの人が乗ってきたことはよくあることなのでそういうことかと理解。

釣り終わって名刺をくれたのでみてみると、その釣具屋の関係者だった。予約時にはたまたま店にいなかったということか。なーんだ。そういうことか。言葉がお互い通じない状態だと店舗にいた時点ではここまでは意思疎通できないんだよなぁ。

ボートは20フィートくらいの和船。天蓋が付いていなくて、オープンなのは良い。

ここでの餌釣りとフライは両立できそうだった。Kinおじさん、生きエビと太いミミズをもってきて基本底をとって脈づり。彼は坊主だったが、一回それなりの獲物をファイト中にばらした。50-60cmクラスは最低ありそう。やはり、竿がない分セットフックが肝なのかもしれない。

ミヨシでフライロッドを振り回したが、餌づりとはいえ、船を固定しておらず割とドリフトさせながらの釣りになった。フライには少しつらいとはいえ、一箇所にとどまる釣りをされたらフライ釣りにならない可能性があるなという心配は消えた。

むしろ、餌釣り師がいることで魚がいることが確認できるという点ではよいかもしれない。中乗りが餌釣りをしているという感じ。

また、キャッチアンドリリースだが、この地では難しいような感じ。

香港人のメンタリティーにおいて口にするものの鮮度は何よりも最優先されるということがある。サーズのときでさえ冷凍チキンは口にしないという人がいたらしいし、また夏のオフショアゲームで少しキープした魚を広東語の先生宅にとどけるとそれはそれはとんでもない喜び方をされたことからすると、

生きている魚って、食べないためにつる、って気がふれているか、まったく理解の外側なのだ

というきがした。

「逃がすよ」っていうと、えらくびっくりしされて、「いらないの?」ときいてくる。その、釣具屋の親爺がである。ええ、いるんだったらどうぞということになったが、キャッチリリースは現地の人を巻き込んでいる限り難しいかもしれない。

自分の船で釣りをするようになれば実行できるが、この点については、教育もへったくれも効きそうにない可能性を感じた。

こちらの船頭はフライという釣りを知らなくても、魚がいるところは当然よく知っていて、こちらが真剣にフライロッド振り回してちゃんと魚がつきそうなところを狙ってキャスティングしているとそれに合わせて船をつけようとしてくれる「阿吽」が成立した。まあ、餌釣りもあるから、ドリフトしてはしまうが、まったく釣りにならないかもしれない最悪のケースも想定していただけに状況としては上出来である。

予約に関してわかったこと

釣り船は結構人気の趣味のよう。。君はラッキーだといわれる、おとといの今日で予約が取れるってついてるよといわれた。

ということは、うちの前の湾に住んでいるキャプテンは本当に忙しいということだ。つれない釣りが気に食わなくて嫌われているかとさえ思ったのは杞憂だった。

普通は2,3週間前からいっぱいになるよって。

なるほど、バックアッププラン実行したからこそ見えるものもあるなぁ。船頭探しは継続の必要ありだ。

ともあれ、やっと結果が出た。そしてこれは、目標でなく、開幕ののろしなのである。レフテーハマここにあり!

おしまい。

E-P1 MZD 17MM F2.8 HDRI

5件のコメント

  1. なんてーか、たぶん30~40年前に日本でフライフィッシングをやった外国人はきっと同じ思いをしたんじゃないかな。
    どこの海でも同じだけど、最初は変人だ……と思われても、結果出せば一気に距離感が縮まるから、そこがいーよね。
    新たな海の開拓、ちょっと、いや、かなり羨ましい!!
    恭喜恭喜、左腕利的浜男!

  2. おめでとうございます!遂にやりましたね~ 大陸スズキって初めて見ましたが、色が明るめで斑点があるんですね。近い内にこいつの親サイズを釣って紹介してください。こっちはオフショア終わりですわ。

  3. >pandaさん
    なるほどねぇ。そこまでの想像力は行使していなかった。たしかに、そうかもしれません。釣るのが難しいではなくて、釣りができる条件に行くのが難しいというのは別問題ですからね。まあ、結果からするとその違いはどうでもいいのですが、確かに開拓者ではあるかもしれません。本人には自覚も気負いもなく、ただ釣りがしたいというだけなのですが、それでも「つりにいく」ハードルの高さは今までにないものですねぇ。まあ、変態フライマンとしては、それもゲームの一部として楽しめるとは思いますね。いただいたsurf candyも順次投入されていく予定です。きっとつれますね。
    >fishordieさん
    西日本でも釣れるし、ホシ鱸自体は、小物であれば東京湾でも見たことは何度かあります。でも大きくなると斑点が消える個体もあるとのこと。今年一番楽しんだのfishordieさんじゃないですか?オフショアは。うらやましかったので、こちらではこれからcatch upにかかります。

  4. 結果出るの早いですね~! いやいや、ホントおめでとうございます。
    大熊猫さんと全く同意見ですが、開拓者になられたのはとても羨ましいです。それに私のフライが使われたのもとても喜ばしいことです。
    ってエンジェルミノー、あげましたっけ?(笑) 覚えてない...(爆)

  5. >tpbum殿
    エンジェルミノー少なくとも、網タイツ軍団が入っている、いただいたフライボックスに鎮座していたものです。勝手にかっぱらったのかもしれません。
    今あるもらったフライがなくな理想にならない限り、自分でまかないかもしれません。それより沖縄にもらいに行くほうがはやいかなぁ(爆)。

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