先達はあらまほしきことなり

クブシミを初めてつりました。クブシミとは、スミイカ、コウイカ、コブシメのうちなーぐち。どうしても、子供のころ親しんだ言葉を使ってしまいます。ないちゃーではありますが、子供のころ一時期住んでいた沖縄の単語を特に魚貝類には使ってしまいます。

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photo by 鉢巻親爺さん

これは、格別にうれしかった。人生お初のクブシミです。握りこぶし2個分くらい。キュートでうまそう!

エギで狙って釣るの初めてでした。以前、沖縄で釣りをしているときに、本当にこんなもので釣れるのかしら、、、とエギを投げてまぐれでとれた、シルイチャー(アオリイカ)が唯一のエギ経験値でした。

今回の先達は鉢巻親爺さん。フライロッドばかり振り回している哀れな姿に同情?してくれたのかスミイカ釣りに誘ってくださいました。

兼好法師がいっていた、

少しのことにも、先達はあらまほしきことなり

ということを改めて実感しました。何事にも先達は必要です。さあ、スミイカをとろう、とおもったとて、一人で踏み出すことは全くの無謀な挑戦です。ここは、海んちゅ歴何十年の鉢巻親爺さんのあたたかい、助けがなければ大変な道のりを歩まねばなりません。

ハワイでボーンフィッシュのガイドをやっていた友人は、オアフでボーンフィッシュの釣りを一人ではじめてそれなりの経験値としてまとまり結果を伴うまで至るのに、1年以上かかり、30回は坊主の連続だったと言っていました。

惜しみもなく、知識を分けてくれる先輩。これなしには本当に途方もない時間が必要になります。もちろん、その途方もない時間や労力を否定する気はありませんが、

やはり、早く釣りたい!

スミイカ一匹釣るのに必要な知識の蓄積が存在し、その知恵に触れることができる、またその知恵を分けてもらえるということは何とついているのでしょうか。興奮して、昨晩はあまり眠れませんでした(笑)。

兼好法師ついでに、鉢巻親爺さんを見ていていつも本当にすごいと思うところがいくつもあるのですが、その中の一つに、「達人は恐れを知っている」ということです。

徒然草、第185段に馬乗りの達人の話がでてきますが、

道を知らざらんひと、かばかり恐れなんや

ということをいちいち感じさせられます。馬乗りの達人が、「これは勇める馬なり」とか「これは鈍くて、あやまちあるべし」といって馬に乗らないように、達人は海の本当の怖さ、慢心の恐ろしさを知り、そして言葉にしないまでも、謙虚に生き方で実践されていて、いつも勉強させられます。

今シーズンたこ釣り、イカ釣りに初挑戦してみましたが、奥が深くてむちゃくちゃ面白い。簡単に釣れないからなおさら面白いです。

スミイカ!万歳!

おしまい。

5件のコメント

  1. 実は知人にスミイカ船の船長(趣味がフライフィッシング・・・笑)が居まして、一度やってみたいな~と思ってました。
    僕もデビューしてみようかな。(笑)
    >「達人は恐れを知っている」
    達人には程遠い僕ですが、無茶だけはしないよう楽しんで行こうと思ってます。

  2. >ぺり兄さん
    スミイカ船、そんなカテゴリー専門船があるのですか?でも、趣味がフライであればペリ兄さんもgive and takeで乗せて!で、フライのことは教えてあげるよ!っていけそうですね。
    達人域って、到達するってものでなく、常にある姿勢なのでしょうね。無茶しないっていうのも、非常に大切で、勇気と無謀を混同しないように気をつけようと思っています。海を恐れる勇気が大きいほど達人には近づけるのかなとかおもったりして、、、
    >fishordieさん
    お初のスミイカたちは、義理の弟家族に進呈しました。だから、また釣りに行くのだ!
    そうなんですよ。ひゃ、2年。確かに、安定して結果を出されていますよね。でも、タックルバランスって大切ですよね。昨日義理の弟が見てくれはほとんど変わらないバスタックルでばれまくっているところ、ぼくのシバスロッドに変えたとたんに復帰んぐするようになりました。微妙な竿の調子はちゃんとこうやって設計されているのだなと感心しました。
    最近近くで、ハワイ風の店を見つけて、ボーン釣りに行けないのでそこでハンバーガーやロコモコ食べて気を紛らわせています(笑)。

  3. やや、かわいいイカ!と思ったけど、映画”Independence Day”に出てきた宇宙人を思い出しちゃいました!でもやっぱ美味しそうですねぇ・・・ イカは全く経験ありません。タコは昔小さいのを釣りに行ったなぁ、堤防から投げたりして。
    Larsもそんなに苦労したんですねぇ。私もきちんと戦略ができて、結果が安定して出始めるのに2年位かかりました、10回連続ボーズなんてのは無いですが。因みに今週末は金曜の夕方と日曜の早朝パトロールに出て、3掛け2捕り。4ポンド弱と3ポンド弱。バラシタのはパワフルな5ポンド以上の奴。リーフに向かって突っ走ったから強引に止めに行ったら、どうやら口の皮が切れたようで。12番ロッドとMako使うとこれが多いんですよね。7月末から10回以上行ってボは一回しか無いんですけど、又長60cmを超えられません。早く水温が下がってくれないかな?

  4. くぶしみ可愛いですねぇ^^
    SALTSIZEです。
    ハードルの低いと言われている”バチ抜け”でさえ、
    僕の場合、最初は全くカスリもしませんでした^^
    今でも、たいしたこと無いんですけどね(笑
    ままま、そんなもんなんで、これからもフライ界の底辺をウロウロ、ざわざわ言いながら、頑張って行きたいと思っています。

  5. >saltsizeさん
    クブシミ、マジ可愛かったす。もうなんか、とりつかれたかんじ、ねてもさめても、くぶしみ、くぶしみですよ。研究中です。

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