日本で1年ちょっと働き本国に帰る前の最後の週を迎えたpaulと、観光にやってきたmikeの今週の過ごし方はとてもお目が高いものでした。paulに誘われて、というか、欠員が出たため、助っ人で参加した昼食は、「すきやばし次郎」!!!きゃー!値段を聞くと卒倒します。ハッキリ言って普段の10倍払いました、カジュアルなところは数千円で済みますよね。
感想は、「究極の形というのはこんなものなのか」、、、という曖昧なものでした。あれは、、、芸術の域に行っていると思いました。たとえば、久兵衛。それなりのお値段がするしおししい、でビジネスで来る人が多いためentertainmentの要素が高く、板さんのコミュニケーション、接客性は高い。それにおいしい。外人が来ることを想定しているのか、脂分が多いものが多い気がしますが、ここはそんなの関係なく、「すし」としての純粋な道を求めている感じがします。。
で、このすきやばし次郎ですが、おいしかったけど。頭で考えないと、、、いろいろ補わないと、、、わからない、見えない部分が多くあるのだろうというのが素直な感想です。もちろんおいしいし、こんな「しごとのしかた」があるのかという握りもいくつもありました。でも、ぼくが解りえない部分のほうが大きいこと察するところでした。
おそらく、一つの道を極めた人が口にすると、そこから広がるイメージや、メッセージは多いのでしょう。でも、それはけっしてうるさいものではなく、武道を極めた人にしかわからないようなコミュニケーションの一種のようなものじゃないかなと想像するところでした。
で、僕に通じたのはその何分の一しかないのでしょうね。例えると素人が剣道の一本を見た時に感じるような感覚です、「へ?すごいけど、何で一本???」もっと表現力にたけていたらもっと表現できるのでしょうが、、、ほんまスマン(笑)。
paulいわく、「寿司道追及主義(彼はsushi puristといっていた)人にはいいかもね」と。いやはや、こいつ、結構ボーっとした目をしている割には鋭い。確かに、板さんたちは、仕事人、勝負人といった感じで、決して愛想は良くはありません。居心地が悪いということではありませんが。
というわけで、普段は単価でいうと、ここの握り2つ分で満腹になり、済ませてしまっているのではありますが、こんな世界を垣間見ることができたのは良かったです。失業者にはきっつい出費ではありましたが勉強になりました。
で、前振りが長かったのですが、お目が高いといった理由はすしではありません。すしを食べているときにとなりにすわったmikeが「魚のこと詳しいみたいだけど、僕は釣り師なんだ」と、「サーフでの釣りをもっぱらやっている」とのこと。
で、はま、 「いつ帰るの?」
mike 「あさって」
はま 「あしたはなにしてるの?」
mike 「いまかんがえているところ」
はま 「へ?あいているのだったら、釣り行く?」
mike 顔色をかえて 「!!!!いくいく!!!」
で、すしやを出た足でビッグワン(堀江キャプテン)の予約を取り、そのまま釣り具屋に行き準備と相成ったのです。最後の一日を釣りに費やしたこの二人の感性は「おめが高い!!」というわけです。
私は、赤潮や、メバル不漁になやみ、ちょっとシバスに癒されたけど、ちょっとスローだったのでちょうど良かった。魚が浮いていたらフライのネタになるしね、、、
って、東京湾口まで行ってみましたが、沈みまくっていました。
というわけで、ジグりの番外編です。
釣れてよかった、、、、
これで、明日帰れるってわけねぇ~。
フライではこれにはお目にかかれません。
で僕は、、、40cmのアジがかかりました。キャプテンいわく、今年最大だそうです。
ふー、何とかまとめにはなりました。
次回は、どこで再会したとしても、釣りで再会だねと固い握手をしてお別れ。お目が高い愉快なAussieたちでした。釣り人魂は所変わっても普遍ですね。
おしまい。
★鳥肌が立つほど イイ思い出になったね~
paulさん mikeさん も喜んだでしょう!!
日本の 【 オッペタンコ 】忘れられないでしょうね
でも鯖画像よりオッペタンコ画像は笑顔じゃないのは
アチラノ方もこの魚解るからなのかな~~~?
OZ達ですか~、懐かしいですね!
20年程前ですが、一年半程住んでました。
最近寿司フェッチの外人さん多いっす。
まあ最近おかげで私の商売も成り立ってます(笑)。
>鉢巻親爺さん
笑顔でないのは、100m以上もリール巻き上げてへとへとになっていたのです。釣り上げたこと自体はとても喜んでいました。
>魚屋さん
意外や意外、彼らは魚結構好きみたいでした。まあ、釣り師であるからでもあるのでしょうけれど。寿司の味もよくわかっていたのはおどろきました。何より、彼ら3人ですし屋に来たのですが、皆背広。僕はスマートカジュアルだったのですが、、、外人のほうがきちんとしていました(笑)。