bonefish oct/07 その五

ルアーロッドに持ち替え完全に日が暮れるまで小一時間粘るもむなしくまっくらに。

仕方なくベースキャンプに戻ると火をたいている。今日は帰らないの?とたずねると、キャンプするとのこと。

お!

僕も仲間に入っていい?

もちろん!と二つ返事で仲間に入れてもらえることになった。渡りに船だ。

じゃ、ビールどう?とすすめてくれた。うう、うまいねぇ!!

今回は一人で野宿するつもりだったからスーパーで買ったものは、スパムおにぎり5個、ベビースターラーメン、えびせん、水5Lくらい、そして島を所有していた?Dole社に一応敬意を表してパイナップルの缶詰。これを差し出した。

手ぶらで参加するのは気が引けるので最後に釣りをしたポイント周辺で見つけたオピヒ(カサガイ)を30くらいとってきて「これで参加させてね!」

「お!いいねえ。オーケー!」

でBBQにありつけた。特大の牛肉とsweet sausagesご飯を手でつかんで食べて、これがまた格別にうまい夕食であった。こんな幸せはめったにない。

そして、僕の入会費であるオピヒ。

これがいいビールのつまみになるのである。見てわかるとおり、二種類ある。で黄色いほうがおいしいらしい。yellow foot がいいよって。たしかにあわびもこんな感じかな。でも緑色のほうでも十分うまかった。

以前big islandに通っていたことがあるのだが、ここに来ても、日本人が尊敬されいること、彼らは勤勉でまじめな古きよき日本人像をよく知っていて素直に尊敬していることを表してくれる。今回は、このつり方は僕のおじいさんが日本人から教えてもらったんだとか、針の結び方も日本人から教わったらしいんだ、、、と。面白いと思ったし、こちらも、素直に嬉しいものである。

やはり釣り人同士は話がとてもうまくかみ合う。向こうでも、こちらと同じでもうそろそろイワシが接岸する時期でわくわくしているんだと。「え!!僕たちもまったく同じだよ!!」とビールが進む、、、、てか、、勝手にもらっている、、、投網は厳しく規制されているようで目の細かさが2インチ(5.08cm)以下は禁止だと。これでは餌になるボラやカタクチイワシは取れやしない。「でどうすんの?」 「そんなのこっそり、どきどきしながら目の細かいの投げるよ。」、、まあ当然だわな。

で落ちが、

「いや、これでさイワシ大漁で100匹採ったとするだろ、それ運悪く見つかったらイワシ一匹につき罰金50ドルだから、5000ドルだよ。5000!で200匹とってたら、、、、、破産だね!」(爆)

そうこうしているうちに、磯に出かけるという。今日26歳になったというjohnを隊長に網持ち一人、モリもちひとりの部下2人。で僕がおまけでついていく。磯の岩場をよじ登ったり降りたり、海にせり出している岩をロッククライムして2kmくらいかな歩き回った。そしたらいるわいるわ。獲物が。潮をかぶるような潮溜まりではボラが手づかみできるし、ダツ、ブダイをモリでつく。巨大アナゴとウツボは逃がしちゃったけれどこんな遊びいつ振りだろうか。極めつけはハチジョウダカラが群生していた。すごい光景だった。さすがにこれははじめてみた。いやぁ本当に楽しい。

大漁!大漁!

でベースキャンプに戻りまた釣り談義が続くが12時にお休みになり解散。

空を見上げると、人工の光は焚き火とランタンひとつだけなので満天の星に、天の川がギラギラ輝いていた。こんな瞬間には値段がつけられない。

つづく。

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