チャンスは一回のみ！

僕たち、O田ブートキャンプ3年S組の三兄弟、はま、しの、ノンタンは軍曹抜きで相模湾に。今日は自由時間です！たまにはいいでしょ！いつもビシバシ鍛えられている実力をのびのびと発揮するときがきました。他意はありません（爆）。

前日に、船長からの連絡でいつもより1時間早く出船して遠征したらベイトを下から突き上げるようなフィッシュイターに会えるかもしれない、とのことで皆睡眠不足の目をこすりながら集合。4時過ぎ出船だ。

駿河湾の夜明け前はなんだかわくわくする、、、

軍曹が今日はいないからか？！、、、

東京湾ではここのところ、頻繁に夜明け前から出動しているのに、もう慣れてしまって気持ちが少しさめてしまってきているのか、、、

なんだか子供のころキャンプに行って薄明かりの中、

「おまえXXちゃんがすきなんだって？」

なんてお決まりの話題をギャーギャーいっていたころのドキドキを思い出してしまった、、、

なぜこんな気持ちになるのだろう？東京湾の朝には感じないのにね。

日常と違う環境でのいつもとは違う時間に仲間と一緒にいるということでそんなことを感じるのでしょうか？

走ること2時間、いつもと違う場所にいます。鳥山を探し回ることしばし、、、今日はいい感じですが本番はすぐにやってきました。ものすごいスピードのナブラがたっていて鳥山も追いつかないくらいの足の速さです。遊漁船が囲んでもすぐに沈みます。

すごいキメジのスクールでした。胸鰭を海面に出して斜めに走る群れ。今日目覚めの一番最初のアクションで、鳥山に向かっているときに、今考えると間違いを犯しました。シーバスのルアーロッド握ってしまったのです。前回ミニミニシイラしかいなかったので、侮っていました。

その猛スピードのスクールの進行方向にどんぴしゃで伊勝丸の船長は船を刺してくれました。だから、船の斜め後ろから船に向かってその群れは突進してくるのです。

ペンシルを一投して、どんぴしゃでしたが、相手が大きすぎました。ゆうに７，８ｋはあるキメジがルアーをひったくってまっしぐらにもぐっていきました。いかんせん、シバスロッド、いかんせん、ぼくシロウト。ドラグを緩めるまもなく、2.５秒でファイトは終了。ラインブレイク。万事休す。

この直後の臨戦態勢。

残念ながら二回目のチャンスはありませんでした。

結果からいうと、このサイズのキメジをとるチャンスは今日はこの一回だけ。高番手のフライロッド持っていただけに、フライさえ落とせれば、少なくともファイトまで持っていけた可能性大だけに大反省。でも幸運の女神の後ろ髪は、みなさんもご存知の通り、つるっぱげなんですよね。

で、今日はこれで終わりかというとそんなことはありません。せっかくの自由時間ですから、満喫してきましたよ。極小マグロたちと！

カタクチイワシのベイト団子久々の登場です。チャムは自力で確保です。若旦那背中光らせてアピールしています。

そして、こんなシーンを追いかけるのです。

うおりゃ！

それっ！

こんな獲物はいらないけど、皆悩まされました。

あちゃー。つれるんだこれが、海面で、空中で。何度かお互いの悲鳴を聞きました。彼らに仕返しされて、、、僕も手の甲にくちばしの跡で傷がのこっています。

で、一番つれたのがヨコワ、黒マグロの幼魚で７．５ｋ以下をこういうらしい。本メジ。胸鰭が長くないので殆どこのヨコワでした。なぜかキメジは朝の大型（僕的に）のみ。ちゃいくせに、ちゃんと歯があって、僕らのよく知っているアヤツの赤ちゃん。大きくなってまた遊んでほしい。人間に捕まって食われるなよ！

サイズはともかくとして、私たちは大きな声で主張します「僕たちはキャスティングでヨコワをつりました」チャムは自分ですくい、自分で撒き、そしてつるのです。なんとすばらしいゲーム性でしょうか。楽しいです。

ダツや、ヒラソーダも混じってました。

当然こんなことも。ごめん！

お疲れ様でした。

７，８０ｃｍもあるようなキメジのボイルはすごいシーンでした７，8㌔はありそうです。そのボイル、当然脳裏には焼きついていますがネタとしては写真を撮りたい気もします。が、これは将来の宿題とすることにします。まずはフライでこのサイズつってからですね。このワンチャンスのために僕たちは、一週間の疲れをものともせず、睡眠時間を削り、100キロ以上の道のりを飛ばしまくって、また、海にでます。

また、海にでます！出続けます！

おしまい。