西表でフライロッド持ったドンキホーテ出動。船はマリンボックス(http://www.marinebox.net/)のマギーガーラ7号。船長宮城さん、co-pilot米沢さん。午前9時ごろ祖内港をでる。祖内から西の先は白浜を越えると陸路が断たれ船でいける船浮より先は人は住んでいない。西表島の海から見る山々はやはり西表のもので、タイのものでもフィリピンのものとも違う。
西表島その壱
西表島その弐
プーケット(これだけではわからん!という声が聞こえてくる)
まず船浮湾奥のクイラ川、河口へ。マングローブの根と根の間のピンポイントキャスティングの難しさに気がつく。20m先の50cm以内のピンポイント攻撃は難しい。
マングローブの株と株のあいだに打ち込むのは勇気と精密さが必要。そこへは今の僕では1mほどの精度しかなく、枝や根に簡単にかけてしまうのでアグレッシブに攻めあぐねる。ホームグラウンドでやっているボートからのシーバスは台船や橋脚、structureにflyをあてても大丈夫なのでビシバシいけるがココではそうは行かない。当たり前だけれども自らのキャスティングの精度の低さを思い知らされハギシリしながら新しい課題を得る。
キャプテンと副船長はルアーでバシバシあげている。hamaはもちろんフライロッド振り回すもむなしくラインがうなるのみ。つれの相棒はルアーで苦戦している。
ラインをintermediateからtype4にかえると、風が強かったので多少気分よくキャストできる。艫にいる二人は軽々と20、15とつり続けている。つれはぽつぽつ。
そして記念すべきヒット一号は!!!!!
ガーン(あたりの感覚ではありません)
ま、また君か。リザードフィッシュ、エソ君である。彼だけは何処へ行っても裏切らないで海底から飛び出してくれるが悲しい。ショックのあまり写真は取れなかったので仲間をあげておく。
しかし待望のまともな獲物第一号はナガジューミバイであった。今日一番つれているイシミーバイはフライの速度は見切るようだ。第二号もナガジューミーバイ。丸一日フライロッド振り回し3匹。厳しい戦いであった。
予想はしていたが、潮が冷たいため鳥山など立つ状態ではなく、基本的に浅場のさんご礁メインで、とは言うものの深さがそれなりにあり表層までは魚があがってこない、しかし沈めると言わずもがな根はすべてサンゴなので根がかりする。今まで一番殉職したフライが多かった(泣)。レンジを攻めるミノーとか。直下を探ることのできるジグのような高度で精密な戦いは火縄銃系のフライロッドでは太刀打ちできない。あれだけ出てきているイシミーバイにさえ見切られている。リトリーブの速さ相当早くしたりいろいろ試したもののなんら変化はなく、くるしかった。でも何とか結果は出せたがなんとも煮え切らない釣果であった。
ふふふ、帰ってきましたね(こちらの世界に)。南の島での苦戦レポ、楽しみにしていますよ。
もう帰京したのかな? だったら釣り行きましょう!